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【かぶれる植物にご注意を!】

 山での測量は、整備された登山道や通路を外れて藪(やぶ)の中へ踏み入れる機会が多く、「かぶれる植物」との接触リスクが非常に高い仕事です。
 一度ひどいかぶれを起こすと、激しいかゆみや腫れが数週間続き、業務に支障をきたすこともあります。
 特に、副交感神経優位「リンパ球体質」と言われる人は、免疫が過剰に反応しやすい傾向があるとされ、漆にかぶれやすい、虫刺されに過剰反応する、蕁麻疹(じんましん)が起きやすいなど、皮膚疾患を起こしやすいと言われます。私自身もこの体質のため、漆かぶれになると完治まで1か月ほどかかります。
 今回は、山林や雑草の生い茂る空き地で安全に測量作業を進めるために知っておくべき「かぶれる植物」を紹介します。

登山道からはずれる 1.山で最も警戒すべき「ウルシの仲間」
 ウルシ科の植物は、樹液に含まれる「ウルシオール」という成分によって、強力なアレルギー性接触皮膚炎を引き起こします。

ウルシオールの罠 ・ツタウルシ(危険度:最大)
 つる性で、他の樹木や岩を這い上がります 。必ず3枚1組の葉(三出複葉)「マッチョの腹筋」のようなデコボコが見られます。ウルシ属の中で最も毒性が強く、敏感な人は近づくだけでかぶれることもあります。
ツタウルシ
・ヤマウルシ
 山地に自生する低木で、複数の小葉が並ぶ羽状複葉(魚の骨のような形)をしています。葉の軸(茎)が鮮やかな赤色をしていることが多く、付け根側の小葉が先端側に比べて極端に小さく丸みを帯びるのが見分けのポイントです。
・ハゼノキ・ヤマハゼ
 ヤマウルシと似ていますが、ハゼノキは表面がツルツルしており、ヤマハゼは両面に細かな毛が生えていてマットな質感です。
ヤマウルシとハゼノキ
2. 化学的熱傷を引き起こす植物(センニンソウ・ウマノアシガタ)
 可憐な花を咲かせますが、茎や葉を傷つけた際に出る液汁が肌に触れると、数時間後にやけどのような重篤な炎症や水疱(水ぶくれ)が生じます。
化学的熱傷
3.鋭い棘を持つ植物(イラクサ)
 イラクサは葉や茎にシリカ(ガラス質)の鋭い毒針を持っており、触れた瞬間に電気が走ったような激痛が走り、蕁麻疹のように腫れます。
物理的刺傷
【衣類・作業道具の二次汚染に注意】
 ウルシオールが付着した衣類をそのまま洗濯機に入れると、他の洗濯物にかぶれが移ります。付着した作業服は密閉袋に入れて隔離し、単独で強力な洗剤で洗います 。また、ウルシオールの付着した作業道具は入念に洗浄し、測量作業で使用したグローブは必ず捨てる、などの注意が必要です。
二次汚染
【かぶれてしまった場合の対処法】
 実際にかぶれてしまった場合には、すぐに病院に行くか、市販のステロイド剤を使用するのが一般的な対処法です。
 しかし私の場合は、ステロイド剤などの強い薬はできるだけ使いたくないこと、またコロナ禍以降に医療への不信感が強まったこともあり、次のような代替療法の組み合わせで対処しました。
@生姜湿布 
 生姜をすりおろしてお湯で成分を抽出した液にタオルを浸し、湿布のように患部に当てる治療法です。「生姜ブームの火付け役」と言われる石原結實先生の著書で紹介されています。生姜には、ジンゲロール、および加熱によって生成されるショウガオールという成分が含まれており、血行促進・体を芯から温める効果のほかに、抗菌・抗炎症作用があるとされます。すりおろした生姜の絞り汁を患部に直接塗布する方法も試しましたが、私の場合はこれが最も効果的でした。
Aセイタカアワダチソウ風呂 
 東城百合子先生の著書『自然療法』で紹介されている治療法です。セイタカアワダチソウの葉には炎症を緩和するフラボノイドが含まれており、ヨーロッパでは葉を潰して虫刺されの治療や傷の止血・洗浄液として、またアメリカではネイティブアメリカンの重要な薬草として、整腸・風邪・外傷の民間薬として長く用いられてきた歴史があります。
B二酸化塩素水のスプレー 
 アレの後遺症対策として界隈では有名な二酸化塩素水ですが、皮膚疾患にも有効という情報もあり、実際に試したところ私の体質には市販のステロイド薬より効果が感じられました。
Cグライコサイモリン(アルカサイモリン) 
 エドガー・ケイシー療法の著書で紹介されているうがい液です。患部への直接塗布も試みましたが、漆かぶれに関しては生姜を用いた方法のほうが私には効果的でした。体臭・口臭を抑える効果は実感しています。
 標準治療は、最大公約数的に設定された治療方法で、その枠から外れた体質の人には効果が限定的になることもあると思います。「自分の健康は自分で守る」という考えのもと、私の体質に合った対処法を紹介しました。

(注意)免疫系は100人100様と言われ、交感神経優位の顆粒球体質の人と副交感神経優位のリンパ球体質の人では体質自体が違うので、あくまで個人的な体験談になります。

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